Fucoidan Times

2017 - 12 - 17 |
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健康に係わる様々な情報をシーフコイダンスタッフがお届けします。
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NEWS

日本人の長寿の源 海藻に注目し研究


「日本人が長寿で健康である理由の一つが海藻だと言われ、世界的にも注目されている」

 海藻の将来性について熱く語るのは、同大大学院水産科学研究院の宮下和夫教授だ。アカモクの研究を10年以上続けている。宮下教授は「海藻は、茎や葉がある陸上植物と違い、全体が同じ成分でできているため捨てるところがない」とその特長を説明する。さらに、陸上植物と同様に光合成を行うため、海藻の繁殖は二酸化炭素(CO2)削減にもつながり、「環境問題にも対応した存在だ」と言う。

 日本近海は、北から冷たい海水が流れてくる親潮(千島海流)や南方からの黒潮(日本海流)で運ばれてきたミネラルを海水がたっぷり含んでおり、海藻にとって育ちやすい環境にある。宮下教授は、海藻は「食料問題を解決する存在」と見て、「多くの穀物を輸入にたよる自給率の低い日本にとって、穀物メジャー(世界の穀物需給に強い影響力を持つ多国籍穀物商社)などに左右されずに確保しやすいエネルギー源の一つ」と指摘している。

 

褐藻の成分に注目し実用化目指す

 

 海藻の中でも、宮下教授が研究し、北大COIが積極的に実用化を進めているのがアカモクだ。アカモクは、「玉藻(たまも)」と呼ばれ、稲穂のような姿から「豊穣(ほうじょう)のシンボル」として、古くから神事などに使われ、北陸や東北など日本海側の一部では食用としても利用されてきた。

褐藻はアカモクのほかにワカメやコンブなどがあり、光合成を行う緑色の葉緑素(クロロフィル)以外に、フコキサンチンという赤色色素が含まれているのが特徴だ。フコキサンチンは葉緑素の光合成を補助する機能を持ち、この2種類の緑色と赤色の色素が重なって、褐色に見える。

 


フコキサンチンのさまざまな健康効果

 

 フコキサンチンは、ニンジンやカボチャなどの野菜に含まれる黄や赤色の天然色素、カロテノイドの一種だ。2001年、北海道大水産科学研究院のチームによって、フコキサンチンに、がん細胞の成長を抑制する強い効果があることが明らかになった(注1)。続いて、北海道大獣医学部と京都大の研究者が中心になり、抗肥満効果が期待できることも解明。そして04年にはフコキサンチンが内臓脂肪を減らす効果があることを北海道大チームが発見、翌年、生物学誌「BBRC(Biochemical and Biophysical Research Communications)」で発表し、世界的に注目を集めた(注2)。この論文は、国内外で現在も多数引用されているという。

 

実験で内臓脂肪の減少を証明

 

 宮下教授は01年の論文発表以来、フコキサンチンに注目。04~05年の論文では研究チームの中核として実験を主導した。その際は、大量のワカメから抽出・精製したフコキサンチンをマウスに食べさせて、マウスの内臓脂肪組織にある白色脂肪組織からたんぱく質UCP-1が生み出されていることを確認した。UCP-1は脂肪のエネルギーを熱に変換する作用を促進するたんぱく質で、脂肪分解を進める働きがある。実験でも、マウスの内臓脂肪が分解されていることを確認した。
 実験を振り返り、宮下教授は「かなり衝撃的な発見だった」と話す。なぜならUCP-1はそれまで、脂肪組織に含まれる2種類の脂肪細胞のうち「褐色脂肪組織」だけに産生するというのが定説だったからだ。つまり、脂肪を燃焼させることができるのは褐色脂肪組織のみで、「白色脂肪細胞からはUCP-1は生み出されない」と考えられていた。
 しかし宮下教授らの実験で、フコキサンチンを摂取すればマウスの白色脂肪組織も脂肪を燃焼させる機能を持ち得ることが初めて証明された。褐色脂肪組織は加齢に伴い、減少するとされている。つまりフコキサンチンを取れば、年を取っても脂肪を燃焼させる機能を維持できる可能性が見えてきたわけだ。

 

「糖尿病予備軍」の予防効果も

 

 北海道大の研究を契機に、フコキサンチンを使った研究は海外でも行われ、ヒトを対象にした実験も実施されている。10年にはフコキサンチンによる脂肪減少効果は、内臓脂肪の多い人ほど高いという報告も出た(注3)。また、高血糖の改善効果も指摘されている。これらの機能をうまく活用すれば、糖尿病予備軍の人の発症を防ぐ予防効果も期待できる。

注1:Kotake-Nara, E., Kushiro, M., Zhang, H., Sugawara, T., Miyashita, K., Nagao, A. Carotenoids affect proliferation of human prostate cancer cells. J. Nutr. 131:3303-3306 (2001).

注2:Maeda, H., Hosokawa, M., Sashima, T., Funayama, K., Miyashita, K. Fucoxanthin from edible seaweed, Undaria pinnatifida, shows antiobesity effect through UCP1 expression in white adipose tissues. Biochem. Biophys. Res. Comm. 332:392-397 (2005).

注3:Abidov, M., Ramazanov, Z., Seifulla, R., Grachev, S. The effects of Xanthigen in the weight management of obese premenopausal women with non-alcoholic fatty liver disease and normal liver fat. Diab. Obes. Met. 12:72-81 (2010).

出典;毎日新聞医療プレミア

 

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