先日フィリピンにて、勤務中2時間ごとに5分間の休憩時間を設ける規則を導入したと発表されました。
職場座りすぎ禁止令、2時間に5分は立って 比政府
引用:CNN.co.jp(日本語記事)
日本でも“座りすぎ”の健康リスクがネットやテレビで指摘され始めていますが、それも最近のこと。
欧米諸国では既に2000年以降には“座りすぎ”が問題視されるようになったらしく、その対策として「立ってデスクワーク」ができるスタンディングデスクが浸透しているようです。
これが意外と集中できて良いのだとか・・・。
では“座りすぎ”がどんな健康リスクを及ぼすのか?
肥満や糖尿病、高血圧、ある種のがん、死亡のリスクが高まるといわれているほか、メンタルヘルスや認知機能の低下も指摘されています。
引用:早稲田ウィークリー(日本語記事)
恐ろしいことに、普段運動をしていても、仕事やテレビ視聴などで“長く座り続ける”ことでたちまち意味がなくなってしまうのだそう。
長く座ったままだと、体の中で一番大きな筋肉の太ももや、血液を心臓に戻す重要な役割を担うふくらはぎをほとんど動かすことがありません。
引用:早稲田ウィークリー(日本語記事)
「第二の心臓」と言われるふくらはぎを動かさなければ血流は悪くなり、血がドロドロに・・・。
また、長く座っているとこんなことも。
足の付け根の鼠径部(そけいぶ)が曲がったままになり、立ち上がっても前傾姿勢になりやすく、猫背や腰痛、膝痛の原因になります。
引用:養命酒元気通信(日本語記事)
あくまでも“座ること自体”が悪いのではなく、“座りすぎ”が体に悪いのです。
オフィスではせめて1時間に1度はドリンクや資料を取りに立ったり、お家でテレビを見る時はCM中は必ず立って屈伸してみたりなど、意識的に体を動かして、健康寿命を延ばしていきたいですね。