By Yuko
数年前からよく見聞きするようになった「スパイスカレー」。ここ福岡でも、スパイスカレーのお店が軒を連ねています。
スパイスカレーと日本で一般的なカレーは何が違うかご存知ですか?
スパイスカレーの定義
・本場インド・スリランカなどとも違う、日本人の味覚に合った独特のスパイスの使い方をしている。
・焼き野菜・ピクルスなどの副菜も含めてワンプレートで提供される為、彩も良く、栄養バランスも良い。
・使用するお肉に決まり無し。
日本人の味覚に合うようなアレンジがしてあるから、
一度食べるとハマってしまうのでしょうね。
定義も知らずに食べ続けていた私…
発祥は大阪ということも知りませんでした。
この自由な発想のもと生まれたカレー、
何のスパイスが入っていて、身体にどんな効果があると思いますか?
代表的なスパイスをご紹介します。
クミン
強い香りがあり、カレーに欠かせないスパイス。
食欲増進、消化促進、胃痛・腹痛にも良い。
タンドリーチキンにも使用されるスパイスです。
コリアンダー
パクチーの種子を乾燥させたもの。
クミン同様、食欲増進、消化促進の効果があり、
一部の地域では咳止め薬としても利用されている。
レッドペッパー
乾燥させた赤唐辛子。
上記のスパイスの効能プラス、新陳代謝活性化、発汗作用、動脈硬化防止などの効果がある。
ターメリック
ウコンの根茎を乾燥させたもの。
日本では、二日酔い防止として知られているウコン。
ターメリックに含まれるクルクミンという成分は、
抗炎症作用、生活習慣予防、食道・腸の機能改善などの効果がある。
ここに挙げたスパイスはごくごく一部で、本場では様々なスパイスを各家庭でブレンドし、アレンジしているのだそうです。
様々な効能があるスパイスがふんだんに使われたカレーが健康に良いとされるもの納得です。
最近ではこのような研究も進んでいるようで…
ハウス食品株式会社は京都大学 高野裕久教授との共同研究で、カレー粉およびカレー粉に含まれる4種類のスパイス(クローブ、ウコン、コリアンダー、桂皮)に、PM2.5によって引き起こされる炎症反応を抑える効果を確認しました。PM2.5による呼吸機能低下を予防する対策として、複数のスパイスを含むカレーの摂取が有用である可能性があります。
健康効果が実証されており、スパイス次第で様々な味が楽しめるカレー。
「スパイスカレー」のような日本独自の進化型カレーが今後も誕生することを期待してます!