お店の入り口に設置してある消毒液。
最近では、少しずつ消毒液が店頭に並んでいるのもよく見かけるようになりました。
さて、その消毒液ですが、敏感肌なせいか肌荒れがすごいです。
消毒するためにも今までこまめに使用していましたが、その成分と肌への影響をよく考えたことがありませんでした。
皆さんはアルコール消毒と次亜塩素酸水の違いをご存じですか?
知らなかった方の参考になれば嬉しいです。
まず、よく目にするアルコール消毒液。
成分はエタノールが使用してあり、アルコール濃度の70-80%が消毒液として向いているとされています。
アルコール消毒は芽胞菌やノロウイルス以外の菌を除菌できます。
全ての菌は除菌できないんですね。
また、エタノールはたんぱく質と脂質を溶かす特徴があるため、手荒れや乾燥の原因となります。
肌に影響があるため、部屋に噴霧はできませんし、引火性もあります。
逆に良い点としては使用期限が長い事です。
高温多湿を避ければ3年は使用できます。
次に次亜塩素酸水はアルコール消毒液よりもウイルスに効果的です。
塩酸や食塩水が電気分解されたもので、弱酸性であるため、皮膚や物品に噴霧してもダメージを与える心配がありません。
肌に優しい消毒液なのです。
ただし、劣化が早く、紫外線にも弱いことがデメリットです。
また、汚れに触れると効果が無くなってしまうため、一旦物や手をきれいにしてから除菌として使うと効果的です。
ちなみによく似た名前に次亜塩素ナトリウムというものがありますが、これはハイターを薄めたようなもの。
強アルカリ性であり、どんなに水で薄めても次亜塩素酸水と同じ成分にはならず、人体にも影響が出る恐れがあるため使用に注意が必要です。
次亜塩素散水と次亜塩素ナトリウムは同じ成分ではなく、次亜塩素ナトリウムは危険性があることを覚えておきましょう。
日本は緊急事態宣言が解除されましたが、コロナウイルス第二波が起こらないよう、これからも一人一人の自宅自粛や除菌予防対策が大切なことをお忘れなく。