まだ時々雨が続く日もありますが、段々と暑くなってきましたね。
本日は土用の丑の日なのをご存じでしたか?
日本の家庭ではこの日に鰻を食べる習慣があります。
土用は季節が変わる調整期間のことで、通常年に4回、各季節ごとにあります。(ちなみに今年は5回あります。)
鰻の旬の時期は秋から冬にかけてですが、そもそも何故鰻が食べられるようになったのでしょうか?
土用の丑の日に鰻を食べるようになったのは江戸時代。
平賀源内という人物が夏に売り上げが少ない鰻屋から相談を受け、「丑の日だから「う」の付くものを食べると縁起が良い」と宣伝した結果、人々に広まりました。
鰻だけではなく、「う」が付くうどんなどをこの日に食べる家庭もあるようですよ。
「う」から始まるものはすべて縁起が良いとされています。
最近はスーパーやコンビニでも鰻の宣伝が目立っていますね。
元々日本で鰻が食べられていたのは縄文時代からで、室町時代までは塩や醤油などにつけて食べていました。
今のような蒲焼で食べられるようになったのは江戸時代に入ってからです。
鰻は栄養スタミナ抜群の食材で日本では高級食材として取り扱われており、夏バテ防止の食べものとして食べられています。
更に鰻にはビタミンA・B1・B2・D・E・DHA ・EPA・コラーゲン・ミネラルなど体に大切な栄養素が豊富に含まれています。
健康や体にとても良い食材なのです。
ちなみに海外では鰻は元々庶民の栄養源だったとの記録もあり、海外のウナギ料理はイギリスのゼラチンを使用した鰻ゼリーやフランスのワイン煮が特に有名なようですよ。
ウナギ料理があるのは日本だけではないと知ったので、海外でウナギ料理を見つけた場合は食べてみたいですね。
これからもっと暑くなりますので、夏バテ防止のためにも今日は鰻を食べてはいかがでしょうか?