10月に入り、段々寒い季節になりましたね。
コロナウイルスによる感染者もまだまだ後を絶えず、引き続き警戒が必要ですが、皆さんお元気でしょうか。
健康な体を保つためには健康的な食生活が大事ですよね。
そのためにも普通のサラダ油ではなく、オリーブオイルを使用している方も多いのでは?
料理に使うだけでなく、そのままのオリーブオイルを毎日飲んでいるというのを聞いたことがありますが、サラダ油と違ってどう体にメリットがあるのでしょうか。
【オリーブオイルとは?】
サラダ油やごま油の多くは植物の種から搾油されているのに対して、オリーブオイルはオリーブの果実そのものを搾り取り、油分で分離させて作ったものです。
オリーブの産地や栽培方法、収穫時期や品質に違いがあるので、香り高い異なる風味のオリーブオイルを楽しむことができるのが最大の特徴です。
【オリーブオイルの効果】
1.抗酸化作用;オリーブに含まれるオレイン酸には抗酸化作用があり、活性酸素による体の酸化を防いでくれます。
体が酸化すると癌や生活習慣病、老化の原因となるため、これらを防いでくれる役割があります。
2.動脈硬化の予防;オレイン酸は善玉コレステロールを減らさず、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールだけを減らしてくれる役割があります。
3.心筋梗塞や脳卒中の予防;食生活の乱れやストレスにより悪玉コレステロールや加齢により血管がもろくなったり詰まったりしてしまいます。
すると酸素や栄養分が体の隅々まで行き届かなくなり、心臓に負荷をかけてしまうことになるのです。
オリーブオイルの成分は血液をサラサラにし、血管の老化や生活習慣病の予防をしてくれる役割があります。
4.腸内環境の改善;腸を刺激して排便を促してくれます。
硬い便も柔らかくなり、便秘の解消にも効果的です。
5.口臭予防;古代インドから伝わる健康法の一つで、オリーブオイルに含まれる成分が歯や舌をコーティングし、口臭の原因となる菌の繁殖を防いでくれます。
風邪やインフルエンザの予防にも効果があるようですよ。
6.美容効果;オレイン酸は過酸化脂質を抑制するため、シミやそばかすを防ぎます。また保湿効果も発揮してくれるそうで、まさに女性にとっては大変ありがたいオイルですよね。
スキンケアアイテムにも配合されているようなので、お店で探してみてください。
健康にとても良い効果が複数あることがわかりましたね。
では、オリーブオイルだけ飲んでいる人のカロリーはどうなのでしょうか。
実はカロリーを見てみると、バター大さじ1のカロリー89kcalに対してオリーブオイルのカロリーは111kcalでした。
そしてこれはサラダ油やごま油と同じカロリーなのです。
カロリーが特別低いわけではないようです。
ではなぜ健康に良いと言われているのでしょうか。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸が血中の悪玉コレステロールを減少させ、中性脂肪の蓄積を抑えてくれるため、太りにくい体を作る手助けをしてくれているのです。
また、血行を良くし、むくみや老廃物を排除。ポリフェノールを含むため、美肌効果もあるのです。
通常、油は加熱した際に煙が出る温度があり、それを超えてしまうと栄養素が損なわれてしまいます。
オリーブオイルの場合、加熱せずに飲むことができ、栄養を損なわれないので上記の効果も発揮されやすいのです。
ただし、たくさん飲めば効果が出やすいというわけではありません。
あくまで油なので、1日に大さじ2杯までの摂取量にしましょう。
【保存方法】
冷蔵庫に入れると固まってしまうので、入れないようにしましょう。
また、光に弱いため、直接日光が当たる場所にも置かないようにしましょう。
家庭の場合、収納棚など冷暗所で保管するのがおすすめです。
皆さんもオリーブオイルを使って健康的な食生活をしてみてはいかがでしょうか。
私も今日からサラダ油ではなく、オリーブオイルに変えようと思います。